2021/06/16
新型コロナウイルスの感染が疑われる方に診療体制整備の整った医療機関を受診していただくために、今までは保健所などの帰国者接触者相談センターや帰国者接触者外来を相談する体制を実施してまいりました。
しかし、これから季節性インフルエンザが流行すると多数の発熱患者様がこれらの機関で対応することには限界があり、新たなクラスターを発生させる危険性もあります。また発熱患者様が感染症指定病院、中核・基幹病院に集中して受診されますと、大きな負担となり医療体制が崩壊する危険性もあります。
そこで10月からは、地域医療を担う診療所・一般病院などのかかりつけ医が発熱患者様の相談、診療・検査・治療を行う体制を順次構築してまいります。そのためには発熱患者様を受け入れる医療機関は、院内感染の防止策を完全に整備していなければなりません。一般患者様と発熱患者様を完全に分離して、相談から検査・治療までの一連の対応が必要となります。新型コロナウイルスと季節性インフルエンザ、溶連菌、いわゆる風邪症候群などによる発熱を臨床的に鑑別するのは困難であり、種々の検査が当然必要となります。当院は医療モールであることや立地など種々の問題があり、新たに発熱患者様のみを相談、診療・検査を行う施設、動線を確保できません。従いまして、当院では発熱患者様のPCR検査、インフルエンザ検査、溶連菌検査などはできません。
当院の発熱患者様の基本的な対応は以下の如くです。
1、新規の患者様、かかりつけの患者様のいずれもまず電話で相談してください。(04-7126-1900)
2、来院された患者様は駐車場の車中かモール外で待機していただきます。医療事務員と院長がソーシャルディスタンスを保ちながら相談、事務手続きに応じます。
3、発熱、咽喉疼痛、咳嗽、鼻水などの症状緩和薬を適宜処方します。
4、PCR検査、インフルエンザ検査が可能な近隣の医療機関や地域外来・検査センターをご紹介いたします。
5、一般患者様の混み具合や予約状況の動向から、長時間お待たせしたりお断りしなければならないこともあります。
大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
院 長